CSS Nite in KOBE, Vol.24『売れるウェブデザインは戦略を映している』に参加しました

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この記事の目次

はじめに

4月25日(土)に、CSS Nite in KOBEのセミナー『売れるウェブデザインは戦略を映している』に参加しました。個人的に「Wedデザインの良し悪し」をどのように判断すればいいのか?」という悩みがあり、その悩みを解決するヒントが少しでも得られればいいなと思って参加しました。

今回のセミナーは、2017年2月に発売された書籍『なぜ、あなたのウェブには戦略がないのか?』の出版記念セミナーの一環として開催されました。第6章「売れるウェブデザインは戦略を反映している」の執筆を担当された佐藤晶子さんと後藤裕美子さんのセッションに加えて、「戦略とは何か?」を理解するために権成俊さんによる基調講演がおこなわれました。

『戦略でマーケティングのすべてが変わる』

最初は、株式会社ゴンウェブコンサルティング代表の権成俊さんによる基調講演。テーマは「Web制作における戦略の必要性」(=Webコンサルティングの必要性)について。

SEO・リスティング広告・Web解析などを例に出し、WebマーケティングやWeb制作だけをやっても成果を出せる時代ではなくなったとおっしゃっていました。

また、成果を出すためには「選ばれる理由」を設計する必要があるとのこと。そのためには、経営者にアプローチして戦略立案から取り組んでいくことが求められます。まさにコンサルティングといったお仕事です。

『伝えるのはメッセージ』

続いては、あきんこWebの佐藤晶子さんのセッション。

佐藤さんのセッションでは、実際にご自身が携わった事例をもとに、顧客分析・競合調査などの戦略フェーズからデザインに落とし込むまでのプロセスを紹介していただきました。デザイナーが戦略を理解した上でデザインするということを初めて知ったので驚きました。

Webサイト構築のプロセスを表すものとして、5階層概念モデルがあります。このモデルは「戦略」「要件」「構造」「骨格」「表層」の順に具体化していくプロセスを表したもの。佐藤さんが紹介していたプロセスは、このモデルに沿った内容です。

現実的にデザイナーが「戦略」の段階から携わることは難しく、また、どの段階から担当するかは案件によっても異なるようです。ただし、成果を出すためには5階層概念モデルに一貫性が必要であり、「戦略」「要件」を十分に理解してデザインを作るすることが重要だとおっしゃっていました。

『戦略を活かすデザイン』

最後は、素白デザインの後藤裕美子さんのセッション。

後藤さんのセッションでは、サイトリニューアルの事例をもとに、戦略を変更したことよってデザインをどのように改善したかというお話が中心でした。

最も印象に残ったことは、それぞれのデザインに至った経緯や背景が説明されていて、デザインに説得力がありました。また、その前提としてメッセージ(=戦略)の理解が必要だと感じました。

デザインで迷ったときの判断基準は、見た目の良さや自分の好みではなく「戦略が反映されているか」ということ。そうすることで、

  • デザインセンスが無くてもデザインを判断することができる
  • クライアントに対してそのデザインにした理由を説明できる

といったメリットがあると感じました。

まとめ

懇親会で権さんが次のようなことをおっしゃっていました。

単に見た目がキレイなデザインを作れるデザイナーより、戦略をデザインに落とし込めるデザイナーにお仕事を依頼する

後藤さんも“私、デザイナーだからあまり戦略とか関係ないんだけど…”と思わないことが大切だとおっしゃっていました。

ただ、戦略にコミットしていく必要があるのは、デザイナーに限ったことではなくWeb制作に関わるすべての人にも言えることだと思います。Web制作だけでは成果を出せない時代において、Web制作会社やWeb制作に携わる人々に残された道は、

  • 低価格で価値を訴求し、価格競争で勝負する
  • コンサルティングにシフトチェンジし、戦略立案から携わることで成果を出していく

のどちらかだと思います。(他にも選択肢があるかもしれませんが…)

さいごに

今回参加したCSS Nite in KOBEでは、今後もセミナーが企画されているようです。興味のある方は、ぜひFacebookページをチェックしてみてください!